13名の辞職者がでた富山市議会。
補欠選挙には25名の新人が立候補しその結果が出ました。
自民推薦の6名のうち5名が当選。共産党は2名が当選しました。
社民党は1名。
無所属議員も数名当選しました。
投票率は26。94%。予想通り30%を超えませんでしたね。
当社で月曜日の朝に全員に聞いたところ、投票率と同じような結果になっていました。
今回の選挙では、有象無象の候補者が立候補し、誰を選べばいいかわからない状態でした。
特に政党支持を持たない「無党派層」と言われている方々は、棄権をしたのではないかと思われます。
その中で選ばれた人たちに共通して言えることは、ただ一つ。
すねに傷を持っていなかった方々です。
評判が悪い、昔、悪をしていた、売名行為だ、お金に汚い、といった方は完全に除かれました。
私が一つ注目したいのは、無職の方が4名当選されたことです。
現在の議員報酬は60万円になります。
今までは政務活動費という訳の分からない費用が出ていました。
自分の車で買い物に行って、その足でパンフレットを配ったとしても、ガソリン代は請求できます。
政治報告会の時のお茶代も費用として請求できます。
また、活動費ではないのですが、旅行に近い視察もたびたび行われていました。
議員活動をしながら、60万円で生活費をするということは、今までのような政治活動をしていては、とても出来ません。
政治活動にはお金がかかる。選挙ごとに田んぼを1枚づつ売らなければできないということ自体を変えていかなければなりません。
私が思うには、県議会議員レベルまでは政治活動はボランテァの延長線上の位置づけでいいと思います。
議会を開く時刻。1回にかける時間。そんなことから見直し、仕事を持っていながらボランテァ議員が出来る仕組みづくりを考えていかなければなりません。
私は、保護司をしています。
準国家公務員という位置づけで、活動した報酬は交通費に毛が生えた程度が支給されます。
自分の仕事を優先し、余った時間を保護司活動に充てています。
議員活動はそんな甘いものではないと思いますが、私たちには、その活動が見えていません。
支援者周りをしているとか、党活動をしているとかかもしれませんが、大したことはしていない議員がほとんどではないでしょうか?
今回選ばれた新人議員は、議会がどのように開かれ、決議されるのかも知りません。
相当の混乱を予想している方も大勢います。
しかも来年4月までの短期間の議員です。
その間に大胆な改革をできるとも思いませんが、次の本選に向けて実力を発揮していって頂きたいものです。
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