この夏の思い出の中で一番印象に残っているのが、7月下旬、大学の時の同期の仲間4名が35年ぶりに再会したことです。
私を含めた4名は、入学式後1週間した時に出会い、サークルを設立した仲間です。
私以外の3名は、2浪で代々木ゼミで一緒でした。
その一人と教室が一緒で、サークルを物色していた時、しっくりくるサークルがなかったので、「それだったら自分たちで作ろう」ということになったのです。
設立するときの仕方もわからず、取り敢えずサークルの名前を決めようということになりました。
名前が先か、活動が先なのか?という「コロンブスの卵」のようなことまで議論し、ゴールデンウィークに河口湖で合宿までしました。
決まった名前は「星と旅の会」です。
理由は簡単で、星が好きなものと旅が好きなものがいたということ。
動機は単純ですが、それだけではまずいので、星の意味、旅の意味を考え、会の規約を作成しました。
春の大学祭にも出店を出し、出し物は「とうふ投げ」をしました。
その時に出会った共立女子大学の学生さんが、たまたま富山市出身ということもあって、入会をして頂きました。
1年目はそんな感じ。
2年目、3年目、4年目と会員は増えて行き、卒業するころには40名以上になっていたと記憶しています。
卒業してからは、メンバーの中の結婚式で会うぐらいで、そのうちに年賀状のやり取りすらなくなりました。
それから30年。
4人のうちの一人が、SNSの検索で私を発見。そして2人目も発見。残るは1名だけになったのですが、その人は居場所もわかっていたので、直接電話をして、全員がつながりました。
そこからの行動は早かった。
「7月会おう。いつがいいか書き込んでくれ。」
日にちが決まり、富山から、福岡から、鎌倉から、茅野市から、場所は茅野市で会うことにしました。
ゆっくりと温泉につかり、夜更けまで飲み、今日までの道のりを語り合いました。
顔や体形は変わってしまっていましたが、30年前にすぐ戻ることが出来、本当に楽しい時間でした。
人って余り変わらないものですね。考えの根底にあるのは、若いころに思い悩んでその人格を形成した時と同じでした。
今度は福岡で会おうということになり、その日がいつになるか、今から楽しみです。
この夏の思い出。
人生、このあと何度か来る夏ではありますが、忘れることが出来ない夏の思い出となりました。
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