経済同友会主催の「北陸新幹線を取り巻く状況と並行在来線対策」という講演会に参加っしてまいりました。
北陸新幹線が開通するのが平成26年度。
あと3年余りとなってきました。
ここ富山では、駅舎の取り壊しが進んでいて、来年春には新駅舎工事が始まります。
橋脚もずいぶんと完成して参りました。
いよいよだ、という感じがしてきています。
新幹線が開通すると、富山から東京までは2時間7分。金沢までは15分。大阪までは乗り継ぎして2時間50分となります。
東京までの2時間は魅力的です。朝、7時の新幹線に乗れば9時に到着します。
10時ごろからの会議であれば余裕で参加できます。
帰りは8時の新幹線に乗れば10時ごろには富山につきます。
大事な取引先様と夕食を取って帰れます。
富山へのいり込みとすれば、観光客やセミナーへの参加客の増加も期待できます。
地元とすれば今回の演題にもあるように、「並行在来線」の取り扱いということです。
現在も続いている、鉄道利用者の減少が、今後の在来線収支に影響を与えます。
平成2年を基準に平成18年までで77.1%となって減少傾向が続いています。
それを開業の平成26年までにするとどのくらい減少してしまうのでしょうか?
第三セクター形式で富山圏内を中心とする会社に移行していくようですが、運賃の上昇や、県民の負担は避けられないことになりそうです
そうなってしまってもやはり、鉄軌道の魅力は高いものがあり、富山県内の全ての在来線は残していきたいものだと思います。
お隣り石川県は、鉄軌道があまり残っていません。
そのせいもあるのでしょうが、津幡~小松間の利用度は富山~高岡の約2倍あるそうです。
金沢の人たちがよく言うことですが、「富山には、市内電車はあるし、私鉄は走っている。ライトレールも魅力的だ。」
金沢は、バスが市民の足となっているが、朝晩のラッシュには時間がかかるそうです。
地方都市である富山で、他の地方都市と比較しても残っているこの鉄軌道。
私たち市民も良く考えて、存続できる道を模索していきたいものです。
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