本日、会社の内容を確認するために、どこぞの企業から頼まれたというリサーチ会社がやってきます。
毎年、2社ぐらいが定期的に訪問してきますが、どこの会社から頼まれたとかと言うことは言っていただけません。
正直な話、どう対応したらいいのかよくわかりませんが、言える範囲だけのことをしゃべって終わりにしたいと思います。
この手の会社は、情報をすでに持っているはずなのに、どうして来るのでしょうか?
株式会社であれば、決算書を公示することが求められます。
しかしながら、中小企業の場合、大ぴらに公示している会社はありません。
要請に応じてお出ししているのは、取引のある、もっと言えば借り入れをしてる銀行には決算書をコピーして出しています。
その情報はどこかにまわるらしく、ほとんどの銀行は知っています。
決算書が回りだすと、取引の全くない銀行や証券会社からお電話を頂きます。
「どうしてわが社に来たのですか?」と嫌がらせの問いを投げかけて見ますが、まともな答えが返ってきた試しがありません。
現在の銀行は、腹いっぱいになっています。
利益は過去最高を記録して、預金残高も過去最高です。
企業の倒産も減少し、資金が積みあがるばかりです。
資金が潤沢にあればいいのではないかと思うのですが、そうではありません。
本来の銀行利益は、預金と貸付の差額でもうけを出すのが理想です。
しかしながら現在はそうなっていません。
貸し出す企業がないのです。
上場企業は内部留保が潤沢にあるし、中小企業は不良債権を抱えるところには貸付しません。
そこで、貸付余地のある企業に狙いをつけて営業活動をするということになります。
借りたいところにはお金が回らず、借りたくない企業にはお金が余ってるという状況は、日本経済に悪影響を与えていることは確かです。
さて、今回のリサーチ。どう対処しましょうか?
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