昨日、実母が89歳になったのをきっかけに、免許返納に向けてシニアカーを試乗しました。
包括支援センターからのご紹介で、2台の車両が運ばれてきましたがそのうちの一台に乗車。
一通りの説明を受けて、早速動かしてみます。
この車はレバーを握れば動き出し、離せばブレーキが掛かります。とっさの時に動きっぱなしになるのを防いでくれます。
走行速度も選べ、5段階ほどありました。
道路交通法によると歩行者扱いとなり、道路では右側通行だそうです。
写真では左側を走行していますね!!ダメだそうです。
このまま県道まで行き、手押しの信号機のところで横断したとのこと。
その後、横断歩道の場所に行き、手を上げて自動車を止めて横断して自宅まで帰りました。
問題点がいくつか出ました。
一つ目。母親曰く、「車は囲われているので、ぶつかっても安全だけど、これは自分が死んでしまう」。一理あります。
確かに無防備ですよね。車がぶつかってきたらひとたまりもありません。
二つ目。段差と坂道が怖い。
近くの県道の歩道は高くなっており、道路に出るときに坂道と段差がありました。
特に段差では車両が揺れ、落ちるという恐怖が立ったようです。
また、長い坂道ではレバーを離せば止まることは分かっていても強く握れないようでした。
結論ですが、今回は見送ることにしました。慣れではありますが、やはり恐怖が先に立つようです。また、道路を横断するときに自動車は本当に止まってくれるのか?反対車線の自動車は自分を見つけられずに跳ねてしまうのではないかと思うようです。
また、段差ですね。障害者になってみないと分からないことですが、生活道路には段差が意外と多いということにも問題があります。
高齢者にとって半径2kmの所にあるスーパー、ドラッグストア、病院へ自力で行けなくなることは、行動範囲が狭まり結果的に痴呆とかの病気につながる可能性もあります。
今乗っている車は、アクセル踏み間違い機能と衝突回避装置は付いています。
今の所、昼と自分が知っている道路しか運転しないので、気を付けて運転してもらうしかありませんね。
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