創業間もないころからお付き合いをさせていただいてるお客様は、今年で86歳になられました。
かれこれ15年ほどのお付き合いになると思います。
旦那様に先立たれ、一人で生活されておられますが、娘さんが近くに住まいされているので、心強いとは思います。
数年前、このお客様が「終活をしている」とおっやっておられました。
「延命治療はしない。」
「お葬式は質素にしてほしい」
「相続に関しては、・・・・。」
と言った内容のことを書いた紙を大切に保管しておられるそうです。
今回訪問させて頂いた時に、新たに付け加えると言われた内容がありました。
「私の義父が痴ほうになって、その時に先生から余命は5年程かもしれませんと告げられましたよ」とお伝えした時のこと。
現在3年目で寝たきり状態ですが、口から食料を食べれなくなっていて、現在点滴をしていますが、そのカロリー数が2100キロカロリーもあり、血色はすこぶる良いことをお伝えしました。
「あら、私はそのようなことを望まないわ。このことを付け加えておきます。」
「私は畳の上で死にたいの。」
現在、畳の上で死を迎えることが非常に難しくなりました。
家で死ぬと警察が必ず来ます。
理由は変死ではないかということを疑ってのことでしょうが、納得がいかないですよね。
お客様にとって、死を迎えることは、自分なりの理想があり、自分がボケないうちにそのことを子どもたちに伝えておきたいようです。
まだまだお迎えが来ないと思われるこのお客様。ずっと元気で長生きしていただきたいですね。
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