経済産業省が主催した「植物工場視察バスツアー」に参加してきました。
私は、友人で高校の同級生でもある、富山促成青果社長島林さんと参加しました。
3月30日、名古屋から約30名ほど乗せたバスが、米原駅で私たちと合流。
まず最初に見学したのが「日本アドバンストアグリ㈱」です。
滋賀県で照明器具の生産をなさっている会社が経営母体ということです。
URL:
http://www.tsujiko.com/
平成17年に新規参入され、長浜バイオ大学の協力により栽培品種を「アイスプラント」に力を入れておられます。
商品名は「ツブリナ」といいます。
HEFL照明を使用した植物工場ということでシステムを販売している会社です。
この蛍光管は、液晶のバックライトとして使用されており、直径は5mm程度のとても細いものです。
写真のようにさまざまな色を作り出すことができます。
実際にはこのように段ごとに違う色にして植物の成長に合わせた色を選択することもできます。
このようなコンテナを使用して、空調をして育てます。
ですので、工場の一角なり、倉庫の一部を使用して植物を育てることはできます。
これが、コンテナ内部です
倉庫においてあるというのがよくわかると思います。
その後、近くのホテルに移動。
ツブリナを使用した料理を食べました。
サラダや、牛ローズのツブリナ巻き洋風ころも揚げ、パンなどが出ました。
ツブリナとほうれん草のスープ
ほうれん草の苦みがなく、ツブリナの塩味や濃厚な味が一番生きていたのではないかと思いました。
私は一番おいしいと感じました。
牛ロースとツブリナです。
衣の油が前に出ていて、あまりおいしくはなかったです。
ツブリナ入りのパン。
これもあまりツブリナということを感じません。
その後、大阪の丸紅本社に移動。
大阪のど真ん中、ビルが立ち並ぶ場所の地下2階に工場がありました。
言われなかればこんなところで植物を生産しているとは思えないようなところです。
廊下からのドアを開けたら植物工場。
ここは、水耕栽培ではなく土壌です。
正式には土ではなく、人工土壌ということです。商品名は「ヴぇルデナイト」
ピートモスという一般的に売られている苔の化石にモンモリナイトという物質をコーティングして、保湿性を高めた商品です。
根野菜を育てることも可能で、ごぼう、辛み大根、イチゴなども栽培実績があるということです。
この土は、連作障害がおきにくく、土は使い続けるそうです。
水も循環させる必要がなく、空気中の水分含有が少なくて済みます。
また、肥料は鶏糞を使用しているのでより自然な環境が作れるということでした。
レタス類も土に根を張るので葉が強くなります。
今回は2パターンの工場を見学しましたが、植物工場といっても様々な手法があり、どれがいいのかは私らにはわかりませんでした。
まだまだ勉強しないと取り組めないものだということだけがわかったような感じです。
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