昨日の富山経済同友会の講演会は、伊那食品工業社長、井上修さんの講演でした。
演題は、「いい会社をつくりましょう」でした。
伊那食品工業と言えば、38期連続増収増益をされ、「年輪経営」とよばれている経営を続けている会社で有名です。
「いい会社」と「良い会社」の区別されています。「良い会社」は売り上げや利益などの経営上の数字を重視している印象があるとかで、「いい会社」は社員や地域にとっていい会社という印象があるとのこと。
また、会社の最大の目的は、「永続すること」としておられます。
創業当時、いつ潰れてもおかしくない状況の中で、大切な社員の幸せを守るには、「つぶれない会社を目指す」ことが最大の目的だったから、現在でも「永続する会社」を目指しておられるようです。
また、かんてんぱぱガーデンという庭を工場内にお持ちです。
誰でも自由に入ることが出来る庭で、その管理も社員が自主的にされています。
落ち葉拾い、草むしり、剪定などを社員自ら行う。朝の就業前、10分間で掃除をすることを、強要する訳ではなく、また、どこを掃除するとかを決めているわけではなく、自主性に任せているとのことです。
自分のお休みの日にわざわざ会社に出てきて、掃除だけして帰る社員もいるとか。
庭には、3つのレストランやショップがあり、工場見学でレストランやショップを併設している会社の先駆けと言えると思います。
私は、数年前にこの会社の会長、塚越寛さんの講演を聞きました。
創業当時のご苦労や、年輪経営の話など、詳しく説明されていたと記憶しています。
掃除の話を聞いて、私は早速、今日の朝、会社の周りを掃除しました。
掃除は強要しない、という言葉通り、当社も自主性に任せています。
汚いと思った時に、それを気づいた人が掃除をする。
朝礼で倉庫の状態、駐車場の状態を発表し、時間を作って綺麗にするというやり方をとっています。
また、社用車は広告塔との見解から、外部はもちろん、社内も整理整頓を心掛けています。
伊那食品さんのようにはいかないですが、良いところは見習って、「いい会社」にしていきたいと思います。
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