我が家の解体工事、天井板の取り外しをしています。
どうしてかと言うと、天井板は100年以上前、解体する家の前の家にも貼り付けてあった「立山杉」の板なのです。
現在、立山杉は伐採されることはほとんどなく、貴重な材料です。
その板を廃棄するのには忍びなく、大工さんに取り外して頂いております。
6畳、8畳、8畳、6畳、8畳分の合計32畳分になります。
割れているものもあり、すべてが再利用できるものでもありません。

屋根が丸出しになりました。
無駄なことと思われますが、こればかりは譲れません。
解体工事は今日はお休み。
天井板を取った後、屋根瓦を取り外します。
解体して気づいたのですが、筋かいがほとんど見当たりません。
申し訳なさそうに数か所だけありました。
間柱も少ない。
最近の家と比べたら違いが判ります。
(上記写真は当社が現在、白山市で建築中の建物です)
50年前はこれで良かったのですね。
地震が頻繁にあれば、揺れの程度も分かったのでしょうけど、富山はあまり地震がありません。
恐ろしい家に住んでいたのですね。
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