広島市地方では甚大な被害が被害が出ている中、ここ富山では快晴の青空がっ広がっています。
気温も25度をすでに超え、風もない蒸し暑い朝を迎えております。

広島市の洪水被害は、当初報道より甚大な死亡者、行方不明者を出し、深刻な状態になっています。
今日の新聞によりますと、死亡は90人を超えるのではないかということです。
テレビ画面から見るあの状態は、土石流が一気に流れ込んで家を飲み込んだ様子が分かりますが、そもそもどうしてあのような山間部の谷筋に住宅街ができたのかという疑問がわいてしようがありません。
表層には真砂土と言われる粒子の粗い柔らかい土が広がっています。
今回の場合は、その花こう岩が風化した真砂土だけではなく堆積岩なども流され、局地的豪雨により土石流となったという専門家のコメントも見られました。
しかし何より、そのような場所に宅地開発され、家が密集してること自体にも問題があるように思えます。
Google Earthで確認すると、広島市安佐南区は川沿いに住宅地が広がり、さらに山の谷筋や山の山頂方向に向かって住宅地が広がっています。
そのほとんどは新興住宅地だと思われ、そのような条件の悪い場所にまで住宅があること自体に問題があると思われます。
私は広島に住んだこともないので事情が良くわかりませんが、災害に会われた方が元の場所で住宅を建てることに躊躇するかたもあるかもしれません。
住宅に適さない場所まで宅地開発を続けたつけが回ってきたようにも思えます。
土砂災害危険地域を指定する作業も進んでいなかった模様です。
理由として、そこに住んでいる方の同意が得られないこともあるようで、指定されると家の資産価値が減ってしまうということがネックのようです。
とは言え、そのように危険とされているのですから、指定して、そして土石流を食い止める工事をするべきだと思います。
富山県も終わることのない砂防工事を続けています。
立山カルデラ砂防工事です。
作った砂防ダムはそのうちに一杯になり、新たにまた作るということをやり続けなかればなりません。
もし、工事をしなければ、その土砂が一気に平野部に流れ込み、災害をもたらすと言われています。
人間は自然に対し、弱い存在です。
自然の摂理に購うことは到底できません。
人間が自然に寄り添い、そこで生活させて頂いているという謙虚な気持ちを持っていないと今回のような災害になってしまうのかもしれません。
これ以上災害が広がららないことをお祈りいたします。
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