富山には世界に誇る、立山があります。
太古の昔、その山は女人禁制となっており、男しか踏み入ることを許されていませんでした。
山の案内人がおり、立山に登る人たちをお世話していた集団が、芦峅寺に住んでいました。
その人たちのほとんどの苗字は「佐伯」さんです。
山のプロで、映画「点の記」、「春を背負って」などの撮影隊にはその人たちの力がないとできません。
その中の一人、「佐伯知彦」さんという方がおられます。
私はこの夏、立山に子供たちを登拝させるために、同行した折、佐伯さんに出会いました。
彼はまだ30代で若いのですが、4代目の「平蔵」を名乗ることを約束されています。
1907年、初めて剣岳登頂を果たした時に、ガイドをされていたのが「佐伯平蔵」。
そのひ孫の方です。
その彼が、3年後を目標にエベレスト登頂を計画しているそうです。
理由は、立山ガイドでエベレストに登頂したことがないそうで、これは歴史のある立山ガイドの恥だと思っていらっしゃるそうです。
その費用が800万円。
簡単に得られる金額ではありません。
そこで彼が考えたのは、「立山曼荼羅」のバンダナの販売です。
上の写真は地獄。下のバンダナは天国です。
立山曼荼羅にはこのような絵が描かれているそうで、このバンダナを1500円で販売しておられます。
私は2つとも購入しました。
どれだけの寄付になったかはわかりませんが、お知り合いになった若者が大きな夢を持って邁進している姿を見て、応援しない理由がみつかりません。
どこで販売しているかはよくわかりませんが、「4代目平蔵」とググって頂ければ本人のフェイスブックにたどり着けるはずです。
興味のある方は、ぜひ応援してやってください。
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