経済再生担当大臣であった、甘利さんが昨日辞任されました。
建設会社から、政治献金100万円を受け取ったということを認め、適切に処理されているとおっしゃっておられます。
しかし500万円に関しては秘書の段階で処分されてしまい、さらに接待を受けていたそうです。
本人は政治献金として受け止め、適切に処理したと思っていたのですが、秘書がその通り動いていなかったということになるのでしょうか?
秘書は大変な仕事です。政治家先生の代わりに宴会への出席、日曜日になれば地元回り。夜遅くまでなることは普通です。
その割には給与が少ない。
志がないと務まらない仕事とも言えます。
ある知り合いの現職の先生がつぶやいておられました。
「来るものは拒まず。陳情を受けるのが政治家。悪さを考えている人はおのずと遠ざかっていく」
その辺の見極めがとても難しいことだということが、今回の騒動で判りました。
秘書も人間です。
先生のためと思い、接待も受け、お金は万が一の時のために隠しておこうと思っていたのかもしれません。
今回の記者会見では、大阪の新聞社がしつこく質問をしたそうです。
「現金は背広のポケットに入れたのか?2回目を頂いたときにお金だと気づかなかったのか?」
先生にしてみれば、あまた多くの陳情者が来て、しかも5分程度の面談しかないのに、どれれがどうだったか、お金があったのかをその場で判断している先生は少ないのではないでしょうか?
秘書から言われ、お金の存在を知り政治献金として処理するように指示をしたのは間違いないのではないでしょうか?
安倍政権の政治課題を解決していくには、早期の幕引きが必要だったことは間違いありません。
野党も応戦していくという立場をとっています。
早く終息に向かい、政治課題を解決する方向に向かっていってほしいものです。
[0回]
PR