3月も中旬に差し掛かろうとしていますが、今年から大学卒の就職活動が変わりましたね。
3月1日から解禁で、内定が出るのが8月。
昨年から比べると4か月後からの活動開始となりました。
この措置は、政府が要望し経団連や各種団体が足並みをそろえて実施となったのです。
短期間と言えば短期間。
今までが長すぎたと言えばその通りですが、様々なメリットも出ているようです。
大学3年生の12月から就活を行うということは、3年生の後半は勉学やサークル活動などが出来なかったわけですよね。
それが3月からとなると、3年生のほとんどの期間はまともな学生生活を送ることが出来ます。
4年生の前半は就活。およそ半年かけて就職先を決定する。
4年生の後半には、公務員試験などがあります。
大学4年生で将来を決めるという図式のほうが全ての面でよさそうに思えます。
さて、大学を卒業して就職をしたは良いけれども、最初の企業で勤め上げる社会人が減少傾向にあるようです。
就職した会社が目標とした会社ではなかった。望んだ職種ではないところに配属された、上司がいや、など様々な理由で退職していきます。
退職自体、だめだとは思いませんが、要は「ステップアップできたか」が問題です。
多くの事例では、転職を繰り返す度に企業規模や年収、待遇が下がってしまっている人がいます。
その人の特徴は、「とにかく今の会社がいやだ」ということだけです。
30歳までにどうしたい、40歳の時は?という将来のビジョンが描けていません。
一部上場企業がいい、有名な会社がいいという理由だけで就職した場合、人生の後半になって大きな代償を支払わなければなりません。
大学生活を終え、やっと自分の力でお金を稼ぐことは、人生の重要な転機となることは間違いありありません。
私にもこの3月から就職活動をする息子がいます。
息子とは就職先のことに関し、話をしたことはないのですが、若いうちは何度でもやり直しがききます。
今の自分の実力と将来を見据えて、しっかりと就職活動をしてもらいたいものです。
[0回]
PR