原子力発電というもの

次々と発覚するメルトダウンの事実。

一体どれだけの放射能がばらまかれたのか、また、その影響はどうなのか？と言うようなことがはっきりしません。

現在も放射能をばらまいているのか？そうではないのか？

公表されている限りでは小康状態を保っており、今どうのこうのということはなさそうな感じではあります。

今日のニュースでは、スイスが期限切れする原発を３４年までに停止していくとことを発表し、水力発電などの再生可能エネルギーにしていくということを発表いたしました。

考えてみればスイスという国は、山国で大きな河川が沢山あるイメージがあります。

石油や、天然ガスをパイプラインを引いて発電するより、水力発電所を沢山作って発電した方がいいような感じがします。

フランスはどうでしょう？

フランスは電力の７５％を原発に依存しています。

１９か所５８基も所有しています。

スイスのように廃止していくことが出来るでしょうか？

おそらく無理のような感じがします。

聞くところによるとその原発は、内陸部にあり原発を冷やす水は河川の水を使用しているそうです。

当然、津波の心配をする必要がありません。

ということは、あまり起こり得ないと思われる地震と、原発そのものの制御だけに傾注すれば原発は人間の手の中にあります。


さて、日本はどうなのでしょうか？

度の原発の立地を見ても海岸線にほど近いところにあります。

ということは、地震と津波、原発そのものの制御に細心の注意をはらわなければなりません。

そう考えると大変厳しい環境にあると思われます。

さて、スイスのように停止して廃炉にしていけばいいのか？

私なりに考えた現在の結論とすれば、「現在の技術をより高め、さらに安全な原子力発電設備を開発し続ける」ことにより、この問題を解決する唯一の手段と思います。

人間が発明し、それを戦略的、経済的に利用してしまったものを封印することは、技術の進歩を妨げるものであると思います。

また、エネルギーや技術開発競争の中で日本が遅れ、結果的に国力が衰え、国民生活にまで影響していく可能性もあります。

皆様はどう思われますか？